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ウェビナーで質疑応答を行う4つのメリットとは? 質疑応答を活性化する10個のコツ

ウェビナーで質疑応答を行う4つのメリットとは? 質疑応答を活性化する10個のコツ

ウェビナーでは、視聴者が気になった点や理解できない点などが出てきたときのために、質疑応答ができる環境を用意しておくと安心です。

今回は、ウェビナーにおける質疑応答のメリットや、より多くの質問を受け付けるためのポイントなどを解説します。メリットの多い質疑応答なので、ぜひ視聴者からのたくさんの質問・疑問点に回答し、視聴者の理解を深めてください。

ウェビナーで質疑応答を行う4つのメリットとは?

ウェビナーで質疑応答を行う4つのメリットとは?
はじめに、ウェビナーで質疑応答を行うとどのようなメリットが得られるのか、4つの点を見てみましょう。

1. 参加者の理解が深まる|満足感を高められる

1つ目は、参加者の理解度を深めやすいという点です。たとえば、自社の商品やサービスを説明するウェビナーを開催している場合、積極的な質疑応答を行うことで視聴者の商材に対する理解が深まります。

その結果、ウェビナーに参加してよかったという満足感にも繋がりやすくなるでしょう。

2. ウェビナーの改善につながる|資料のブラッシュアップ

2つ目は、ウェビナーの改善箇所が浮かび上がる点です。参加者からよく寄せられる質問の傾向などによって修正や変更すべき点に気づけるようになり、ウェビナーの改善や資料のブラッシュアップに役立てられます。

次回以降のウェビナーがより高精度になり、結果的に参加者の満足度も高められるでしょう。

3. 参加者のモチベーション・集中力を維持できる

3つ目は、参加者の気持ちをキープできる点です。参加者を積極的に巻き込みながら活発に質疑応答を行うことで、程よい緊張感を持ってもらえ、モチベーションやウェビナーへの集中力を維持できます。

視聴者がただウェビナーを見ているだけの傍観者ではなく、自分は当事者として参加しているのだという意識が生まれ、主体的に参加しているという気持ちになるため、満足感も得られやすいでしょう。

4. 参加者の潜在的なニーズを把握できる

4つ目は、参加者の見えないニーズ・悩みが顕在化してくるという点です。寄せられた質問をさらに深く掘り下げていくことで、参加者の困りごとや要望が見えてきます。

その課題に応えるため、サービスや商品に新たな価値を付与することを提案したり、競合との差別化を図るための戦略を練ったりすることが可能です。内容によっては、今後のマーケティングや営業の戦略に活かすこともできるでしょう。

質疑応答をするにはどんな方法がある?

質疑応答をするにはどんな方法がある?
つづいては、ウェビナーで質疑応答をするにはどのような方法があるのかを紹介します。

1. 音声での質疑応答

まず、オフラインと同じように、音声で質問や回答を行う方法があります。司会者や講師が質問を募り、参加者が手を挙げるなどして、声で質問を出してもらいます。

音声での質疑応答のメリット・デメリット

音声による質疑応答は、手っ取り早くスムーズにやりとりできる反面、発言がかぶる・音声トラブルが起きるなどの可能性があるという注意点もあります。特に大人数でのウェビナーの際は、他の参加者に迷惑をかける恐れもあるため、あまりおすすめできない方法です。

2. チャット機能での質疑応答

ウェビナーの配信ツールに備わっているチャット機能を利用して、質疑応答を行う方法もあります。チャット機能とは、文字を入力して意思疎通を行う機能です。視聴者がチャットで質疑を行い、主催者・講師が回答します。

チャット機能での質疑応答のメリット・デメリット

チャットはリアルタイムで内容が更新されつつも、音声で質問をするときのように他のウェビナー参加者の妨げになることはありません。

しかし、設定方法によってはチャット機能が使えない、たくさんのコメントが書き込まれるとせっかく投稿された質問が埋もれてしまう可能性がある、などの懸念もあります。

3. Q&A機能での質疑応答

配信ツールによっては、質疑応答専用の「Q&A」機能が搭載されている場合もあります。Q&Aでは、質問1つ1つに対して回答を行えるようスレッド形式で表示されるので便利です。場合によっては、文字ではなく音声で回答する方法でもかまいません。

なお、Q&A機能については下記のページで詳しくお伝えしています。
参考記事:ウェビナーでQ&Aを行うには? 双方向コミュニケーションを成功させる5つのコツ

Q&A機能での質疑応答のメリット・デメリット

Q&A機能は、質疑応答に特化しているため使いやすいことや、ほかの参加者にも見えるのでわかりやすいという利点があります。質問するのが恥ずかしい場合などは、ほかの参加者に見えないよう主催者や講師にのみ質問を送ることも可能です。

ただし、Q&A機能が備わっていないツールでは利用できません。

参加しやすくするには? 質疑応答を活性化する10個のコツ

参加しやすくするには? 質疑応答を活性化する10個のコツ
質疑応答を活性化するには、参加者に積極的に質問や意見を出してもらうことが重要です。そこで、参加者が質問しやすい環境を作るための10個のコツを頭に入れましょう。

1. 簡単な質疑応答で質問のハードルを下げておく

ウェビナー開始後に、チャットやQ&A機能の使い方の確認を兼ね、簡単な質問をして参加者たちに答えてもらいましょう。朝食や昼食に何を食べたかなど、ウェビナー内容と関係ない質問でも問題ありません。

すると、参加者は「誰でも答えられるようなことを聞いてもいいんだ」と安心するとともに、一度機能を使うことで、投稿が難しくない・恥ずかしくないとわかって気が楽になります。

2. 匿名でも質問・回答できるようにする

内容や状況によっては、名前を出して質問するのが苦手・イヤだという人もいます。そこで、匿名でも質問や回答ができるようにしておくと、質疑応答への参加意欲が高まる可能性があります。

なお、実名と匿名にはそれぞれにメリットがあるため、次の章の内容もご確認ください。

3. スタッフも質問をする

一般参加者にとって、先陣を切って質問するのはやりづらいものです。そこで、様子を見ながら、司会者などのウェビナー運営スタッフも参加者の立場になって質問を出しましょう。

参加者が「こんなことを聞いてもいいのかな」「当たり前のことだと思われたら恥ずかしい」などと感じて尋ねるのを躊躇するような、初歩的で初心者寄りの質問がおすすめです。

4. 事前に質問を募集しておく

ウェビナー開催前にあらかじめ質問を募ると、リアルタイムでは浮かばない参加者の質問を前もって引き出すことができます。さらに、質疑応答の冒頭でその質問に回答すれば、場を繋げられて時間ができ、参加者にも考える余裕が生まれやすくなるでしょう。

5. 過去の質問を紹介する

以前に同様のウェビナーを実施している場合は、過去に寄せられた質問を紹介すると、質問に対する参加者の心のハードルが下がりやすくなります。どんな質問をすればいいのかという見当がつくため、疑問点を尋ねやすくなるのです。

6. 声かけでハードルを下げる

ウェビナーでは、聞きたいことがあっても尻込みしてしまい、なかなか言い出せない参加者もいます。そのため、主催者側は「基本的な質問でもOKです」「些細なことでも聞いてください」など、参加者が質問しやすいと感じられるような呼びかけを行うことも大切です。

7. 選択肢を設ける

ウェビナーの質疑応答では、主催者側が質問をし、参加者側が答えるパターンもあります。参加者に回答してもらう場合は、自由回答だけでなく、いくつかの選択肢を設けて答えやすくするのもおすすめです。

8. 関係者に頼んでおく

社員や身内などの関係者を一般視聴者としてウェビナーに参加させ、質疑応答時に先陣を切ってもらうよう根回ししておく方法もあります。可能であれば、最初の質問として適した内容を考え、前もってすり合わせを行うと安心です。

9. 質疑応答の手段を絞り込まない

ここまで見てきたように、ウェビナーの質疑応答のやり方にはさまざまなパターンがあります。そのため、事前に集める・チャット・Q&A・口頭など、多様な方法で質疑応答を行えるようにし、手段を絞り込まないようにすることも大事です。

10. 質問をもらったらリアクションは大きめに

参加者から質問が出てきたら、嬉しさを伝えるためのリアクションを大きめに取りましょう。内容に答える前にまずは感謝と喜びを表すことで、他の視聴者にも「こんなふうに質問を受け入れてもらえるんだ」と感じてもらえます。

こうして発言しやすい雰囲気を作ると、次からの人も質問を出しやすくなるためおすすめです。

こんなときはどうする? 質疑応答の気になるポイント

こんなときはどうする? 質疑応答の気になるポイント
最後に、ウェビナーで質疑応答を行うときに、主催者が気になりがちなポイントも押さえましょう。

1. 質問は匿名と実名のどちらがいい?

匿名と実名はそれぞれにメリットがあります。

匿名の場合のメリットは、個人的な悩みや人前では尋ねにくいことなどを質問するときにハードルが下がり、聞きやすいという点です。

一方、実名で質問してもらうと、質問者がどの人なのかが明確になるため、メールなどでのアフターフォローがしやすいということが利点です。

そのため、ウェビナーツールの設定で、匿名・実名どちらでも質疑応答機能を使えるようにしておくことをおすすめします。

2. 質疑応答コーナーの長さはどれぐらいが適切?

ウェビナー時に質疑応答のために割く時間は、どれくらいが適切なのでしょうか。ウェビナーによってケースバイケースではありますが、1時間に10分から15分ぐらいが目安です。

長引きそうなときはどうすればいい?

ウェビナーの本編がタイムオーバーしたり、質疑が殺到したりして長引きそうなときには、どのように対処すればいいのでしょうか。実は、ウェビナーの時間調整は、司会の手腕が問われる重要な部分です。

1つの質問と回答におおむねどれくらいの時間がかかるかをふまえ、終了予定時刻から逆算して、適切なアナウンスを行いましょう。

「終了予定時刻が迫ってきましたので、大変残念ですがあと2つで質問を締め切らせていただきます」など、視聴者が不快にならないように配慮して言葉を選びつつ、上手に終わらせることが大切です。

3. 質問に答えられないときはどう対応する?

質問された内容の意図がわからなくて答えられないときは、質問者に対して率直に意図を尋ねることが大切です。自分の解釈が合っているかどうかを確認したいなら、「お尋ねの内容は~~という意味でしょうか?」と聞き返します。

それでもどうしても意図がつかめなかった場合はやむを得ないため、「~~という状況を仮定してお答えしますね」と前置きし、自分なりに解釈した質問の意図に沿って回答を行いましょう。

質問者の意図とは食い違いがあったとしても、答えられる範囲で具体的な回答を行うことが大切です。さらに、意図がつかめないなりにしっかり回答するという姿勢によって、視聴者からの信頼も得やすくなります。

また、質問内容は理解できても自分の勉強不足などで答えられない場合は、素直に謝るとともに、ウェビナー後に他の社員から意見をもらったり自分で調べたりして答えを導き出し、アフターフォローを行うことも大事です。

質疑応答を活性化してウェビナーを成功させよう!

質疑応答を活性化してウェビナーを成功させよう!
ウェビナーで質疑応答を行うと、視聴者の集中力が維持されやすく、満足度も高めやすいなどのメリットがあります。今回取り上げた10個のコツも参考にしつつ、質問しやすい雰囲気作りを意識してセミナーを実施することが重要です。

活発に質問を出してもらい、質疑応答を有意義なものにして、視聴者に「参加してよかった」と心から満足してもらえるようなウェビナーにしましょう。

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