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動画配信とは? 配信形式の種類と特徴・メリットを解説! ライブ配信とリアルタイム配信の違いとは?
個人でも企業でも、動画配信を行う人が増えています。しかし、動画配信について詳しく知らない、どんな配信方法があるのか知りたい、という方もいるのではないでしょうか。
そこで、動画配信とは何なのかという説明から、配信の種類、どんな特徴があるのかまでたっぷりお伝えします。これから動画配信をしようと考えている方は、ぜひ最後まで読んで役立ててみてください。
動画配信とは? 主な配信形式の特徴を解説
動画配信とは、インターネット回線などを通じて動画を他者が視聴できる状況にすることです。以下で主な配信形式の種類と特徴を紹介します。
1. ライブ配信|リアルタイムで動画を配信
ライブ配信とは、生配信・生中継・生放送などと言い換えられるもので、リアルタイムで収録しながら配信を行う形式です。現在進行形のため、視聴者との距離が近いことに加え、今しか見られないという希少性もあります。
リアルタイム配信との違いとは?|オンライン会議との違い
「ライブ配信」だけでなく、「リアルタイム配信」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。違いは何かというと、「リアルタイム配信」のなかに、「ライブ配信」や「オンライン会議」があります。
そして、ライブ配信は、配信側が顔出しや情報発信などを一方的に行うもので、視聴者の顔は見えません。(「いいね」をしたりコメントを送ったりすることは可能)
一方、オンライン会議は双方の顔が見える状態で開かれる場合が多く、会議のためコミュニケーションも双方向で行われます。
2. オンデマンド配信|事前収録した動画を配信
オンデマンド配信とは、あらかじめ撮影を済ませた動画をあとから配信する方式です。撮り直したり編集したりできるので、完成度の高い映像を見てもらうことができます。オンデマンド配信については以下の記事で詳しくお伝えしているので、気になる方はどうぞご覧ください。
オンデマンド配信とはどういう意味?メリットや活用シーンを紹介
ライブ配信との違いとは
オンデマンド配信はライブ配信とは違い、視聴者が好きなときに見ることができます。また、一時停止・巻き戻し・早送りなども可能です。詳しいメリットは後述するので、そちらもあわせてご確認ください。
ライブ配信とオンデマンド配信のメリットと注意点を解説
前章のような特徴を持つライブ配信とオンデマンド配信ですが、それぞれメリットや注意したい点があります。どんな点なのかを説明していきます。
ライブ配信のメリットとは?
まず、ライブ配信にはどんなメリットがあるのかを解説します。
リアルタイムなので視聴者との距離が近い|一体感・臨場感
ライブ配信はリアルタイムで行われることから、配信者と視聴者が同じ時間を共有しているという一体感や、「まさに今」という臨場感を味わうことができます。
視聴者の顔は見えなくても、参加人数がカウントされたり「いいね」やコメントをもらえたりと、距離が近く感じられるでしょう。
編集が不要で気軽に配信できる|配信のハードルが低い
その場で配信が行われるため、動画の編集をする手間もかからず気軽に配信できます。始めるハードルが低いのは大きなメリットです。
ライブ配信の注意点とは?
つづいては、ライブ配信における注意点をお伝えします。
アクシデントに弱い|発言・機材トラブルなど
生放送のため、万が一不適切な発言をしてしまっても取り消すことができないほか、機材のトラブルなど、突然予期せぬハプニングが発生することもありえます。
発言には十分に注意し、機材トラブルにはすぐ対応できる人員を確保しておくなど、不慮のアクシデントに備えましょう。
視聴者からのアクションにすぐ応えられる準備が必要
ライブ配信では、視聴者から反応や意見が寄せられます。配信しながらでは対応しきれないこともあるため、臨機応変にすぐ対応できる人材が必要です。また、映像のチェックや機材を扱う人員もいてくれると心強いです。
視聴者数が限られる
リアルタイムで配信されるため、参加したくてもそのタイミングで居合わせないと視聴できないのは気をつけておきたい点です。日時によってはどうしても視聴者数が限られてしまいます。
ただし、対策として、ライブ配信の内容を録画・アーカイブ保存してオンデマンドで視聴できるようにするという方法があります。
オンデマンド配信のメリットとは?
ライブ配信では、生であるがゆえの、いい面も気になる面もあることがわかりました。次は、オンデマンド配信のメリットを取り上げていきます。
動画配信のリスクが少ない
ライブ配信に比べて、予期せぬアクシデントのリスクが少ない点はメリットです。ライブでは可能性があった不用意な発言はカットでき、機材トラブルのシーンは撮り直しができます。
ただし、編集時には問題だと感じずに配信した発言が、視聴後に指摘を受ける可能性もあるため、慎重な判断が必要です。
編集や演出などにこだわった動画を配信できる
オンデマンドでは細かな編集や高度な演出を加えることができるため、クオリティの高いこだわった動画を配信できます。納得するまで撮影し直すことも可能です。視聴者のニーズに沿った魅力的な映像を制作しましょう。
視聴者に関するデータを収集しやすい
オンデマンド配信では、視聴者の属性・視聴媒体・視聴回数などのデータを収集しやすい点もメリットです。誰がどんな風に視聴しているのかがつかみやすく、データを分析することで次に活かしやすくなります。
永続的に配信された状態が続き、データが蓄積されるので、ビジネス利用にもおすすめです。
より多くの方に視聴してもらえる|好きなタイミングで視聴可能
オンデマンド配信は視聴者の好きなタイミングで見ることができるので、その場でしか見られないライブ配信と比較すると、より多数の人に視聴してもらえる可能性があります。
また、見た人がSNSなどでシェアして拡散されることにより、再生回数が一段と増えることも期待できるでしょう。
オンデマンド配信の注意点とは?
ここまで見てきたようにメリットがたくさんあるオンデマンド配信ですが、注意点についてもお伝えします。
動画制作をする環境・設備が必要|事前準備に時間がかかる
オンデマンド配信を行うためには、収録した映像の編集機材やソフトなど、動画制作をするための環境や設備が必要です。また、編集作業を行うため、配信までに時間がかかることも頭に入れておきましょう。
視聴者とのコミュニケーションが取りにくい
ライブ配信ではその場で視聴者からのアクションが届きますが、オンデマンド配信の場合はコミュニケーションにタイムラグが生じやすくなります。そのため、密なコミュニケーションを取りたい場合には向いていません。
ただし、リアルタイムではない分すぐに対応しなくてもいいというメリットはあり、コメントやメールなどが寄せられた場合、気づいたタイミングで返信を行えばよいでしょう。
こんな時にはどちらの配信方法がおすすめ?
ここまで、ライブ配信とオンデマンド配信という2種類の動画配信方法について特徴やメリットをお届けしました。ここからは、どんなときにどちらの配信方法を選べばいいのか、ポイントを解説します。
こんな時にはライブ配信がおすすめ!
視聴者と密にやりとりしたい、一体感を得たいという場面では、ライブ配信を選ぶのがおすすめです。どういうシーンなのか、具体的な例を取り上げます。
おすすめの場面|コンサート・セミナーなど
アーティストのコンサートは、ライブ配信を行うことでファンとの一体感を深めることができ、臨場感を感じられたり、会場に行けなかった人にもライブの雰囲気を共有できたりというメリットがあります。
また、セミナーも同様で、リアルタイムで配信することにより講師の熱意や会場の緊張感、熱気などを伝えやすいです。さらに、質疑応答もその場で行えるため、学びを深めやすくなります。
こんな時にはオンデマンド配信がおすすめ!
コンテンツに集中してほしい、繰り返し視聴してもらいたい場面では、オンデマンド配信が適しているでしょう。具体例を挙げてみます。
おすすめの場面|オンライン講座・社内研修など
オンライン講座は、受講者が学びたい内容を何度も見直せるため、オンデマンド配信がおすすめです。セミナーも、場合によってはオンデマンドのほうが適していることもあります。ライブ配信と同時に録画しておき、オンデマンドで公開してもよいでしょう。
また、集中して聞いてほしい、クローズドな社内研修なども、わかりやすく文字や補足などを加えてオンデマンドで配信するのがおすすめです。
特徴やメリットを押さえて目的に合った配信方法を選ぼう!
動画配信の形式ごとの特徴やメリット、おすすめ場面を紹介しました。それぞれの特性をふまえ、生で伝えたほうがいいのか、収録後に編集を行ったほうがいいのか、状況や目的に合った配信方法を選びましょう。
KOUTENは、ライブ配信もオンデマンドの動画撮影も行えるスタジオです。本格的な機材と撮影空間を提供しているので、動画配信を検討している方は、まずは一度お気軽にお問い合わせください。