動画広告
動画検索に欠かせないSEOとVSEOとは? YouTube動画をGoogle検索で上位表示させるには
YouTubeなどで動画を検索する際には、「SEO」や「VSEO」が大切な鍵を握ります。2つの言葉を見聞きしたことがある方もいるのではないでしょうか。
動画をGoogleなどの検索で上位ランキングに上げるには、SEO・VSEOは欠かせません。SEOやVSEOの意味を理解し、投稿した動画が検索で引っかかりやすいようにさまざまな工夫を行うことが重要です。
今後の動画投稿に活用できるように、今回の記事でしっかりと基礎知識をつけましょう。
動画検索で上位表示されるには? 押さえておきたいSEOとVSEOの必要性
動画を検索して上のほうに表示されるためには、SEOとVSEOについて理解しておくことが重要です。それぞれの概要と、どんな対策が必要なのかについて解説します。
SEOとは|検索エンジン最適化
SEOとは「Search Engine Optimization」、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれ、インターネット上の検索で見つかりやすくさせるように行う施策のことです。
検索エンジンから高い評価を得られたコンテンツは、多くのユーザーの目に触れやすいよう検索結果の上のほうに出てきます。
つまり、検索ランキング上位に表示されれば、ユーザー(検索者)から見てもらえる機会が増え、逆に4ページ目や5ページ目のように後ろに表示されればされるほど見てもらいにくい、という傾向があります。
VSEOとは|動画検索エンジン最適化
VSEO(Video Search Engine Optimization)は「動画検索エンジン最適化」と訳されます。検索結果において、特に動画が上位に表示されるように行う対策のことです。動画コンテンツの需要が高まっている昨今、VSEOの重要性に注目が集まっています。
今必要とされるSEO対策とは?
SEOで成功するためのポイントとはどんな点なのでしょうか。欠かしてはならない2つの点をお伝えします。
1. ユーザーが求める情報を提供する|悩み・願望
SEOにおいて大切なことは、どんな願望や悩みを持ったユーザーが検索するのかを理解し、求めに見合った情報を提供することです。ユーザーの欲しい情報が適切に手に入るよう、提供する側もユーザーの気持ちに寄り添えるように努めましょう。
2. 検索エンジンの仕組みや特徴を理解する
ニーズのある情報をただインターネット上に掲載するだけでは、見つけやすい場所に表示されず、検索しているユーザーに届かないこともあります。
検索結果のできるだけ上位に出てくるよう、利用する検索エンジンの仕組みや特徴をしっかりと理解することが重要です。
ちなみに、Googleは、日本における検索エンジンの約97%のシェアを占めています。そのため、Googleにおける検索ランキングの仕組みについて次章で解説していきます。
YouTube動画は上位に表示されやすい? Google検索のアルゴリズムとは
前章の内容をふまえて、Google検索とYouTube動画の関係性や、Google検索の特徴について詳しく説明していきましょう。
YouTubeに投稿するとGoogle検索で上位に表示されやすい?
YouTubeに投稿した動画は、Googleで検索した際に上のほうに出てきやすいといわれています。大きな理由として考えられるのが、YouTubeがGoogleの傘下にあること。Googleは2006年にYouTubeを買収しているのです。
しかし、単純にYouTubeの利用者が多く動画サイトの上位を占めているため、検索で上位に上がりやすいのでは、という説もあります。
Googleの検索アルゴリズムとは|どんなものが上位表示される?
Googleにおける検索の仕組み(アルゴリズム)はどうなっているのでしょうか。実は、詳細なアルゴリズムは明かされておらず、変更も行われることがあるデリケートなものです。
しかし、そのなかでもおおむね開示や実証が行われている、ランキングができるまでの流れと、ランキングの上位にするためのポイントをお伝えします。
検索上位に表示される仕組みとは?|Googleはユーザーを重視
検索で上のほうに表示されるアルゴリズムの重要な条件として、Googleは「ユーザーファースト」、つまりユーザーを大切にしていることが示唆されています。
ユーザーにとってわかりやすいか、ユーザーの悩みや疑問にきちんと答えられているかということを重視して、検索結果のランキングが決定されるのです。
Googleで検索上位に表示させるには?
上記までの内容もふまえつつ、Googleで検索上位に表示させるための基本的なポイントを考えてみると、検索ワードへの関連性が高く、内容の信頼性もあり、利便性もよい、と三拍子そろった高品質なコンテンツであることが大切です。
次の章では、このポイントをYouTubeで応用させる方法をお伝えします。
YouTube動画のSEO対策|Googleでも検索上位表示を目指そう
前章の内容を受け、つづいてはYouTube動画のSEO対策(VSEO)について具体的に見ていきましょう。
1. タイトル|動画の内容に合うもの+客観的データを利用しよう
1つめのポイントは、動画のタイトルです。VSEOに有効なタイトルのつけ方として、動画の内容に合うものにするのはもちろんのこと、検索数の多いキーワードを含めるなど、客観的なデータをもとにして作成することが重要です。
「こういうワードで検索されることが多いだろう」と主観で決めつけるのではなく、Googleキーワードプランナーなどのツールを活用しつつ、検索ボリュームやどれぐらい競合がいるかなども考慮して決めましょう。
2. 説明文|キーワードを盛り込もう
2つめは説明文。視聴者の役に立ったり、悩みを解決できそうだと思わせたりするような説明文を記すのが重要なポイントです。キーワードを多く入れたり、関連動画や自社のホームページなどのリンクを記載したりしてもよいでしょう。
3. タグ|共通タグで関連動画の相互表示を狙おう
タグの設定は検索結果に影響するため、タグ付けも大切なポイントです。他者の動画との共通タグをつけることで関連動画に表示されやすくなるので、上手にタグを設定し、再生数の多い動画などからの流入を狙いましょう。
4. サムネイル|興味をひきつけるキャッチーなものに
サムネイルとは、直訳すると「親指の爪」という意味。検索結果でタイトルなどと一緒に表示され、動画の内容を一目でわかるように示す画像のことです。画像を装飾したり、パッと見て興味を引きつけるテロップをつけたりと、キャッチーさを追求しましょう。
「親指の爪」の意があるように、特にスマホ画面では小さいサイズで表示されます。小さくてもユーザーの目に留まりやすいよう、視認性の高い画像にすることも大切です。
5. 動画|5~15分がおすすめ+冒頭15秒が勝負
肝心の動画作りではどんなコツがあるかというと、まず、視聴者の興味を引きつけるために冒頭の15秒間に力を入れることが大事です。多くのユーザーは、最初の15秒でその後も動画を見続けるかどうかを判断するといわれています。
また、本編の長さは5~15分前後が目安です。競合で上位表示されている動画を参考に、同程度かそれ以上の長さにするとよいでしょう。
繰り返し再生されている動画とは?|競合・人気動画を参考にして作成しよう
競合動画や人気動画をチェックして、どんな構成になっているのか、どのような演出を行っているのかなどを参考にするのもおすすめです。そして、それ以上に魅力的な動画にするためのアイデアを練りながら作成しましょう。
6. 分析|YouTubeアナリティクスを活用しよう
動画を公開したあとは、視聴情報の分析が欠かせません。どのようにして行うのかというと、「YouTube Studio」のメニューのなかにあるアナリティクスという機能を利用します。YouTubeアナリティクスでのデータ分析のやり方やコツなどを解説します。
Google検索からの流入をチェックするには
YouTubeのアナリティクスでは、「分析」>「リーチ」>「トラフィックソース」の「外部サイト」の項目で、Google検索からの流入状況を見ることができます。視聴されたうちの何%がGoogle検索からだったのかをチェックしましょう。
また、Google以外にどこから飛んできたのか、どんな用語で検索されてたどり着いたか(トラフィックソースの「YouTube検索」)といった情報が確認できるほか、平均視聴時間・視聴者維持率・総再生時間などもチェックすることが可能です。
ただデータを見るのではなく、どのようにすれば改善されるか、さらによい結果を得られるかということを考え、対策を練りましょう。
ユーザーファーストな動画作成+SEO対策で検索上位表示を目指そう!
SEOやVSEOは、インターネット上で検索されるうえで非常に重要なものであることがおわかりいただけたことでしょう。
検索結果でランキング上位に表示させるには、ユーザーファーストの視点でユーザーの要望を満たすことを大切にしつつ、キーワード選定やデータ分析なども慎重に行うことが重要です。
一般的なインターネット記事だけでなく、YouTube動画においても同様なので、SEOやVSEOにかなった動画作成と対策や分析をしっかり行って、検索上位を目指しましょう。