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オンラインイベントとは?効果的な集客を行うポイントや主な集客方法について紹介
オンラインイベントを開催しても、参加者が少ないと困ります。せっかく開催するなら、多くの参加者を集めたいものです。
そこで、今回はオンラインイベントの告知・集客方法について解説します。効果的な方法で多くの人にイベントの魅力をアピールし、大勢の参加者を取り込みましょう。
オンラインイベントとは?
オンラインイベントとは、Webを通じて開催され、インターネットにつながったPCやスマートフォンなどから視聴できるイベントのことです。
大勢の人が一堂に会するリアルイベントをなかなか行えなくなったことから、オンラインイベントのニーズが高まり、開催する企業も増えています。
オンラインイベントにはどんなものがある?
オンラインイベントは、開催形式によって3つの種類に大別されます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ウェビナー型
ウェビナーとは、「ウェブ(Web)」と「セミナー」をかけ合わせた造語で、「ウェブセミナー」「オンラインセミナー」などとも呼ばれます。ウェビナー型のオンラインイベントは、講師が説明や講和をするスタイルで、参加者は話を聞くのがメインです。
開催には、「Zoomウェビナー」や「Vimeoウェビナー」などのサービス(ツール)がよく使われます。
Webミーティング型
Webミーティング型とは、Web会議ツールを使用して開催されるオンラインイベントです。会議を前提としているため、参加者全員が話者であり、プレゼンテーションを行ったり積極的に意見を出したりすることができます。
ただし、大人数が参加していっぺんに話すと収拾がつかなくなる恐れがあるので、参加者は数十人以内にとどめておくことがおすすめです。
よく使われるサービスには、「Zoomミーティング」や「Cisco Webexミーティング」などがあります。
テーブル型
テーブル型は、ウェビナー型とWebミーティング型をハイブリッドさせたような形式です。大人数でのウェビナーを開催したのち、「テーブル」と呼ばれる小部屋に移動して少人数でセッションを行うようなイメージで行われます。
双方のコミュニケーションが取りづらいウェビナー型と、個別のコミュニケーションを行えるWebミーティング型をうまく組み合わせたスタイルです。
オンラインイベントのメリット
オンラインイベントにはさまざまなメリットがあります。どんな点なのかを紹介します。
低コストで開催できる
オフラインで開催されるリアルイベントに比べ、オンラインではかかるコストが低めです。
大人数が参加するリアルイベントでは、大きな会場を借りなければならず、数十万円単位の会場レンタル費用が必要でした。さらに、大勢のスタッフの人件費や会場の設備費、資料のコピー代などのこまごまとした出費もあります。
しかし、オンラインイベントの場合は会場使用料や諸費用が抑えられ、ツールの使用料程度で済むため、コストの削減が期待できるのです。
多くの人に参加してもらえる
オフラインイベントでは、会場の収容人数を考えなければなりません。しかし、オンライン開催の場合は人数の制限がない(※ツールの規定上限まで)ため、参加者を増やしやすいというメリットもあります。
遠方のユーザーも参加できる
オンラインでのイベント開催は、居住場所に縛られないため参加しやすい点も魅力です。オフラインでは会場が遠く、なかなか参加できなかった人も、オンラインであれば自宅などから簡単に参加できます。
主催者側にとっても、ターゲットの幅を広げられるというメリットがあります。
参加者とコミュニケーションが取りやすい
オンライン配信サービスには文字チャットなどのコミュニケーション機能が搭載されているため、イベントの最中に参加者とやりとりを行えます。投稿されたコメントや質問を取り上げ、出演者がその場で回答・反応することが可能です。
リアルタイムで参加者の声を聞くことができて便利です。
オンラインイベントを成功させるためのポイントを紹介
オンラインイベントの特徴やメリットがわかったところで、つづいては、オンラインイベントを成功させるためのポイントを押さえていきましょう。
イベントのターゲットを明確にしよう
オンラインイベントを行う際は、どのような人に参加してほしいのかというターゲットを明確に設定します。そのためには、イベントを開催する目的を絞り込むことが必要です。
オンラインイベントが増加し多様化するなか、ターゲットが自社のイベントに参加する意義を見出せなければ、なかなか参加してもらうことができません。
イベントに参加することによって何を得られるのか、参加すると生活に何らかのよい変化があるのかなどを、設定したターゲットに理解してもらうことにより、参加につなげることができます。
イベント参加のメリットを明確にしよう
オンラインイベントでは、参加者にどのようなメリットがあるかを明確にすることも重要です。
他のイベントではできないような体験や、得られないような情報などを享受でき、参加する価値があると判断してもらえれば、イベントへの期待値が上がり、参加してもらえる可能性も高まります。
開催日時を工夫しよう
参加率を高めるためには、ターゲット層のライフスタイルを考慮して、参加しやすい日時に開催することも大切です。
ビジネスマン向けであれば平日の夜間や休日の昼間、主婦層がターゲットであれば平日の昼間などであれば、予定を調整しやすく参加しやすいと考えられます。
ターゲットの参加しやすい日時を判断しかねる場合は、同じようなターゲットを設定した過去のイベントのデータなどを活用するのもおすすめです。
リマインドメールを送ろう
オンラインイベントの開催を忘れられてしまわないよう、開催の1週間前・前日・1時間前など、複数回にわたってリマインドメールを送ることも大切です。メールには開催日時と視聴用のURLを記載して、スムーズに参加できるよう促しましょう。
終わったあとにアンケートを行おう
オンラインイベントの開催後には、アンケートを取ることも重要です。参加者のパーソナルデータのほか、どのような経緯でイベントを知ったのか、イベントの内容には満足できたかなどを調査します。
収集したアンケートデータを分析することにより、イベントの改善やリピーターの取得につなげることも可能です。
無料でもできるオンラインイベントの集客
ここでは、無料で行えるオンラインイベントの集客方法を紹介していきます。
自社ホームページで告知する
自社のホームページを持っている場合は、トップページのニュース情報やイベント用のページなどでオンラインイベントの開催を告知する方法があります。
ホームページは企業の詳細な情報や活動状況などがまとめられたものなので、閲覧した人に興味を持ってもらえれば、イベントの参加以外にも自社商品の購入や問い合わせなどのアクションにつなげられます。
なお、インターネットでユーザーが検索した際、自社サイトが上位に表示されるように、日頃からSEO(検索エンジン最適化)対策を行っておくことも重要です。
SEOの施策は効果が出るまでに半年から数年かかることがあるため、単発や短期で行っても効果が得られにくいことは頭に入れておきましょう。
自社のSNSで告知する
Facebook・Instagram・Twitterなど、自社で運用しているSNSにイベント情報を投稿する方法もあります。閲覧数や「いいね」の数などのデータを取得することが可能です。
また、投稿のシェアやハッシュタグ機能、リツイートなどによって拡散されれば、より多くのリーチが期待できます。
なお、ターゲットが消費者か企業かなどによって、向いているSNSが違う点も頭に入れておきましょう。
Facebbokは実名で登録してビジネス利用している人も多く、Instagramはコンテンツの見た目を重視する女性などから人気が高い、Twitterは若年層ユーザーが多いのでユーモアを交えた投稿が人気が出やすいというように、SNSごとに利用者の属性に特徴があります。
既存のお客様へメールやFAXで招待状を送る
メールやFAXを利用して、既存顧客にイベントの招待状などのDM(ダイレクトメール)を送るという方法もあります。すでに関係性ができあがっているためアプローチしやすく、反応も見やすいという点がメリットです。
お客様へ営業担当から紹介する
お客様への営業活動を行う際に、担当者がオンラインイベントの案内を行うという方法もあります。地道ではありますが、新規顧客に声かけするよりも、すでに関係性が構築されている既存顧客に対して集客するほうが効率がよいです。
イベントポータルサイトに登録する
オフライン・オンラインや規模の大小を問わず、さまざまなイベントの情報が掲載されているポータルサイトがあります。イベントに参加したいという意思のある人が閲覧するため、マッチングしやすい点が魅力です。
無料で利用できるサイトだけでなく、有料のサイトもあります。
有料でできるオンラインイベントの集客
次に、有料で行えるオンラインイベントの集客方法を取り上げます。集客に費用をかけられる企業は、ぜひ有料の集客も検討してみてください。
プレスリリースを配信する
プレスリリースは、報道関係者(マスコミ)向けにリリース情報を掲載するサービスです。しかし、以前に比べて気軽に利用しやすくなっており、企業が新しい取り組みやイベントを開催するときにも取り上げてもらうことができます。
プレスリリース専用のサービスもたくさんあるため、自社の利用しやすいサービスを選んでイベント告知を行ってみてはいかがでしょうか。
なお、魅力的なイベントとして認められ、いろいろな業界のメディアに紹介してもらったり、TVや雑誌に独自で取材してもらったりすることになれば、より大きな集客につながる可能性があります。
Web広告を利用する
Web広告とは、インターネット上のさまざまな場所に表示される広告のことです。GoogleやYahooなどで検索する際に表示される「リスティング広告(検索連動型広告)」や、動画サイトなどに表示される短い動画形式の「動画広告」など種類も豊富です。
リスティング広告は、検索用語に関連するものとして表示されるため、見た人に興味を持ってもらえる可能性が高いというメリットがあります。配信する地域や日時などの細かい設定も可能です。
動画広告は、視覚と聴覚の両面からアプローチすることができるため、見る人の気を引きやすく、印象にも残りやすいです。そのうえ、一度に多くの情報を伝えられるというメリットがあります。
SNS広告を利用する
SNSの通常投稿は無料で利用できますが、有料で広告を出稿することも可能です。
Facebook広告はビジネス利用者向けに発信でき、Instagramは若い女性などに効果的にアプローチできます。Twitterは拡散性に期待でき、LINE広告はLINE自体のユーザーが多いため大勢の人にアピールできる可能性を持っています。
それぞれの媒体の特性を考えながら、自社のオンラインイベントにマッチしそうなSNSに広告を出してみましょう。
効果的な集客をしてオンラインイベントを盛り上げよう
今回は、オンラインイベントの概要を解説するとともに、イベントの集客方法やポイントにも触れてきました。効果的に集客を行い、多くの参加者たちと一体になってオンラインイベントを盛り上げましょう。
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