オンライン配信
オンライン配信の場所選びでよくある悩みとは?会場選びを成功させる4つのポイントを解説
オンライン配信の場所選びは、配信内容と同じくらい重要なテーマです。なぜなら、配信場所の配信環境と雰囲気が、オンライン配信の質に直結するからです。しかし、具体的な会場選びのポイントについて知らない方もいるのではないでしょうか?
この記事では、オンライン配信・ウェビナーの場所選びでよくある悩みや選び方のポイントについて解説します。オンライン配信の場所選びに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
オンライン配信・ウェビナーの場所選びでよくある悩みとは?
ここではまず、オンライン配信にはどのようなものがあるのかという種類を解説し、つづいてオンライン配信やウェビナーの会場選びでよく聞かれる悩みについて紹介します。
オンライン配信にはどんな種類があるの?
オンライン配信には、大きく分けて「ライブ配信」と「オンデマンド配信」の2種類があります。詳しくは以下の記事でも紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
参考記事:動画配信とは? 配信形式の種類と特徴・メリットを解説! ライブ配信とリアルタイム配信の違いとは?
1.ライブ配信
ライブ配信は、リアルタイムで撮影を行いながら映像配信する方法です。配信者と参加者が一体となっているような臨場感があり、双方向のコミニュケーションをとれます。
ただし、配信中の機材や回線トラブルが起こってしまったときは柔軟に対応しなければなりません。
2.オンデマンド配信
オンデマンド配信は、事前に構成を決めて映像を撮影し、編集を行う方法です。事前に撮影し、編集で高クオリティな配信を実現できます。また、いつでも好きなタイミングで配信を視聴できるという点も魅力です。
ただし、リアルタイムでコミュニケーションをとれないというデメリットがあります。さらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
参考記事:オンデマンド配信とはどういう意味?メリットや活用シーンを紹介
3.ハイブリッド配信
ハイブリッド型配信は、上記の2つと同列ではありませんが、オフラインの会場に参加者が集まって開かれるセミナーやイベントなどをオンラインでも配信する方法。参加形式がオフラインとオンラインに分かれます。
登壇者がたくさんいる場合や参加者の様子を映したい場合など、配信側は画面の切り替えが大変で高度な技術が必要です。しかし、参加者にとっては参加方法の選択肢があるため、開催地が近くても遠くても参加しやすくなります。
オンライン配信・ウェビナーの場所選びでよくある3つの悩み
オンライン配信・ウェビナーに関しては、下記のような3つの悩みが挙げられます。
- 自社ではオンライン環境が準備できない
- どんな配信ツールを使うべきかわからない
- どんな会場をレンタルすればいいのかわからない
ここでは、これらの悩みとその解決法について見ていきましょう。
1. 自社ではオンライン環境が準備できない
1つ目は、自社の環境についてです。自社で配信したくても、適切なインターネット回線や機材が用意できないなど、オンライン配信に必要な環境が整えられないという企業が見られます。
なお、オンライン配信に使用する機材にどんなものがあるのかは、以下の記事で解説しています。
参考記事:オンライン配信にはどんな機材が必要?マイクやカメラなど用意したいものを紹介
2. どんな配信ツールを使うべきかわからない
オンライン配信のプラットフォームは多いので、下記の基準で選ぶことが大切です。
- 配信に参加可能な人数
- 配信の画質や音声
- 無料プランか有料プランか
- サポート体制は整っているか
企業が想定する配信内容によって、配信に参加できる人数の上限や画質、音声に求める基準は変わっていきます。また、配信ツールによっては有料のものもあります。
あくまでも自社の配信に必要な機能性を満たしているツールの中から、最適なツールを選ぶのがおすすめです。
また、サポート体制が整っているかどうかもツール選びの重要な基準だといえます。説明会やカスタマーサポートの充実度もチェックしておきたいところです。
3. どんな会場をレンタルすればいいのかわからない
オンライン配信の会場選びをする際には、どのような場所をレンタルすべきか悩んでしまう方も多いです。希望する配信環境を満たしている場所を選んで予約するのは難しく、予約が確実にとれるかどうかもわかりません。
しかし、オンライン配信スタジオを利用すれば、自社の希望に沿った配信環境かどうかや、配信までの流れを経験豊富なスタッフに相談できて安心です。
オンライン配信スタジオを提供しているKOUTENでは、オンライン配信の撮影時のサポートや、スタジオの提供、配信の撮影、編集に至るまで幅広くサポートしています。
企業の要望に合わせた適切なプランを提案していますので、オンライン配信の内容やスタジオ選びに迷ったときは気軽にご相談ください。KOUTENのサービスの詳しい説明については、公式ページからご覧になれます。
目的に合った会場選びのポイント4つを解説
オンライン配信の場所選びをする際は、ネット環境や配信機材の充実度、参加者側・企業側、お互いにとっての利便性の高さを基準に選ぶのがおすすめです。この章では、これらの選び方のポイントについて見ていきましょう。
1. ネット環境|回線速度・安定性
まず確認したいのが、ウェビナーなどのオンライン配信に必要なインターネット環境が整っているかという点です。回線速度だけでなく、回線の安定性も重要になります。
また、回線は共有型と占有型があり、共有型ではいろいろな人が同時に接続する場合があるため、アクセスが集中すると配信時にトラブルが起こりやすいです。そのため、他のユーザーの影響を受けない占有型のほうが安心して使えます。
配信に必要な回線速度はどれくらい?
オンライン配信でよく採用される画質は「720p30fps」ですが、その条件下での一般的な回線速度の目安は「3〜6Mbps」だと言われています。
ただし、大人数でのオンライン配信を行う場合は回線接続が多くなり、配信が重くなってしまうケースも考えられます。
そのため、一般的な回線速度よりも速い10Mbps〜30Mbpsの安定的なインターネット回線を使用できる、オンライン配信場所を見つけるのがおすすめです。
配信を実施する際の注意点
オンライン配信を実施する際には、下記のような注意点をチェックしましょう。
- 無線LANだけでなく、有線LANも使える環境か
- 自分たちだけが使用できる独立回線を使えるか
- 事前に回線速度を下見しておく
インターネット回線の速度は、無線よりも有線の方が安定します。無線の場合、電波が届かない場所で、配信を行わざるを得ない状況もありえるでしょう。有線LANが使えるかどうかをチェックしておきたいところです。
また、複数の配信場所が隣接している場合、複数の配信者が一つの回線を共有しており、それが原因で回線が不安定になってしまうことも。できるだけ独立回線を使用できる場所選びをするのがおすすめです。
これらのインターネット回線の注意点を確認するためにも、オンライン配信の場所を検討する際は、必ずインターネットの接続状況をチェックしましょう。
2. 機材・設備の充実度
オンライン配信には、機材や設備なども欠かせません。前述したページで配信に必要な機材や設備について詳しく紹介していますが、三脚・カメラ・マイク・照明・キャプチャーボードなどさまざまなものが必要です。
自社の配信内容なども考慮しつつ、最低限の機材や設備が整っている場所を選びましょう。
音響面や映り込む背景などもチェック
オンライン配信場所を考える際には、音響機材や雑音などの周囲の配信環境、配信中に映り込む背景などをチェックして、異常がないか確認することが重要。また、バーチャル背景の機能を有効活用して、オフィスや会議室などの背景に変えてみるのもおすすめです。
配信サポートは受けられるか
オンライン配信の会場で、プロのスタッフによる配信サポート(機材の設定や操作など)が受けられるかどうかもチェックしましょう。
自社に詳しい人がいればサポートは不要ですが、使い方がわからない・配信に慣れていないなどの場合はサポートがあると安心です。
3. 利用しやすさ|料金・時間など
レンタルしたい会場が、料金や時間などの面で利用しやすいかどうかも重要なポイントです。
料金プラン|オプションもチェック
会場の利用料金は場所によってさまざまで、いくつかのプランが用意されている場合もあります。利用しやすい料金プランかどうかを確認しましょう。オプションがある場合は、オプション料金もチェックすることが大切です。
なお、オンライン配信に必要な費用の目安は、以下の記事でお伝えしています。
参考記事:オンライン配信に掛かる費用はどれくらい?|外注の相場と押さえておきたいポイントを紹介
利用時間|固定・1時間単位など
利用できる時間は、2~3時間単位で固定されている会場や1時間単位で決められる会場があります。利用可能な時間帯やトータルコストを考えながら、自社がより利用しやすい時間を選べる会場にしましょう。
広さ|目的・配信の種類に対応
オンライン配信を行う際、ライブ配信とハイブリッド配信では必要な広さが違います。広さの異なるいくつかの部屋が用意されているところもあるので、希望する収容人数に対応する部屋があるかを確認しましょう。
利便性|アクセス・搬入搬出
会場がアクセスしやすい場所にあるかどうかや、持ち込みした機材・道具などの搬出入が楽にできるかなどの利便性もチェックすることが大切です。
状況によっては、外部講師に会場まで来てもらうこともあるかもしれません。その場合、講師が来やすい場所であることも重要です。
電車やバスなどの公共交通機関で来るなら最寄りの駅・バス停から近い、車で来るなら会場の敷地内や近隣に駐車場がある、などが条件になるでしょう。
4. 参加者の利用しやすさ|ハイブリッド型の場合
ハイブリッド型配信の場合は、オフライン開催と同じく参加者の利用しやすさもチェックする必要があります。前述したアクセスのしやすさのほか、受講環境も確認しておきましょう。
具体的には、空調設備が整っている(正常に利用できる)か、外部の騒音などがないか、同日同時間帯に他のイベントが重なっていないか、自動販売機や喫煙コーナーが設けられているかなどです。
周囲にセミナー・イベントの前後や休憩時間に立ち寄れるようなコンビニエンスストアやカフェなどがあると、さらによいでしょう。
イベント配信中に使われる音響設備を想定した設備か
オンライン配信イベントによっては、使用する音楽やBGMの音量が大きく、配信に悪影響を及ぼしてしまうケースもあります。そのため、イベントの規模や使用する音響を想定した、設備や環境が整っている配信場所を選ぶのがおすすめです。
オンライン配信の方法や目的に合った会場を選ぼう!
この記事では、オンライン配信に適した場所選びに関する悩みや選び方のポイントについて詳しく解説しました。
自社が企画するオンライン配信の種類や規模、使用機材を想定しながら、最適な設備と回線速度を備えたオンライン配信の場所選びをしていきましょう。