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YouTubeのライブ配信に必要な回線の速度とは? ネット環境を選ぶポイントを解説

YouTubeのライブ配信に必要な回線の速度とは? ネット環境を選ぶポイントを解説

YouTubeなどでライブ配信をする場合、クリアな画質や音質を届けたいなら、ネット環境を整えることが大切です。

しかし、どの程度の環境が適切なのか、また、適切な環境かどうかを調べるためにはどうすればいいのか、などの疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回はYouTubeのライブ配信に必要なインターネット回線について詳しくお伝えします。さらに、配信におすすめのネット環境や、Wi-Fi使用時のルーターの選び方のポイントなども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

YouTubeのライブ配信に必要な回線の速度はどれくらいなの?

YouTubeのライブ配信に必要な回線の速度はどれくらいなの?
YouTubeでライブ配信をするときには、どれくらいの速さのインターネット回線が必要なのでしょうか。ここでは、必要な回線速度や速度の調べ方について解説します。

ライブ配信に必要なネット回線とは?

速度についてお伝えする前に、ライブ配信に必要なネット回線や配信の仕組みに触れておきます。ライブ配信などオンラインで配信する場合、配信側と視聴者側それぞれにインターネット環境が必要です。

配信側に必要なのは、配信用(動画データを適切な状態に変換してサーバーに送る)のアップロード(上り)通信と、管理用(管理画面の操作や、正常に視聴できるかのチェック)のダウンロード(下り)通信。一方、視聴者側に必要なのはダウンロード通信です。

1秒間にどの程度のデータを送れるかを示す「bps」という単位で速度が表され、配信や視聴をする際の目安として使われます。

YouTubeライブ配信に必要な速度の目安は5~6Mbps

YouTubeなどでライブ配信を行う場合、スライド資料などを中心にした動きの少ない内容であれば、アップロードに必要な速度の目安は5~6Mbpsとされています。

なお、オンライン配信スタジオ「KOUTEN」では、常時200~500Mbpsという高速インターネット回線を完備しています。

回線速度はどうやって調べるの?

では、どうやって回線速度を調べればいいのでしょうか。実は、回線速度を測定できるサイトやアプリなどのサービスが存在します。

速度を調べたいネット回線に接続しているパソコンやスマートフォンから測定サービスにアクセスすれば、ボタン1つで手軽に調べることが可能です。

時間帯によって速度が違うこともあるので注意

一般的に、昼より夜のほうが混雑しやすく、通信速度が落ちることがあるので注意しましょう。自宅で配信する場合は、なるべく本番と同じ環境(場所・時間帯・デバイスなど)で複数回計測するのがおすすめです。

通信速度が遅いとどんな問題があるの?

通信速度が遅いとどんな問題があるの?
では、YouTubeでライブ配信をする際に通信速度が遅いと何が問題なのでしょうか。速度が遅いときに起こりえるトラブルについてお伝えします。

1. 映像と音声にずれが発生する

1つ目は、映像と音声の間にずれが生じ、視聴しづらくなってしまうトラブルです。画面に映像で写っているものと実際の音声が示すものが違っていては、何を配信したいのかがわかりづらく、見る人が不快に感じて視聴をやめてしまう可能性があります。

2. 映像がカクつく・止まってしまう

2つ目は、音声には問題はない反面、映像がカクカクしたり止まったりする状況です。場合によっては、画面が真っ黒で音声だけが流れているという状態になることもあります。1と同様に、視聴者にストレスを与えるトラブルです。

3. 映像も音声も止まってしまう

1と2よりさらにひどい場合には、映像も音声もストップしてしまうことがあります。ここまでくると、もはやライブ配信続行は不可能です。せっかく念入りに配信の準備をして多くの視聴者を集めていた場合でも、ライブ配信を中断せざるを得ません。

YouTube配信には遅延がある

通信速度とは別の注意点として、YouTubeのライブ配信は仕組み上遅延が発生することも知っておきましょう。「遅延なし」という設定項目がありますが、実際のところは20~60秒ほどの遅れがあるといわれています。

快適な配信を行うには? ネット環境を選ぶポイントを解説

快適な配信を行うには? ネット環境を選ぶポイントを解説
では、YouTubeで快適なライブ配信を行うためにはどんなインターネット環境が必要なのでしょうか。配信用の回線を選ぶポイントを解説します。

回線の速度だけでなく安定性も大切

ここまでは通信速度について言及してきましたが、実は、オンライン配信をする際には速度だけでなく回線の安定性も重要です。速度は必要ですが、一時的に高速になっても意味がありません。

安定した環境を求める場合、Wi-Fiなどの無線接続よりも、有線でインターネットに接続したほうがより適切です。LANケーブルを配信用のパソコンにつないでライブ配信を行う方法です。

安定性・速度で選ぶなら光回線!

YouTubeなどのライブ配信を行う際、インターネット回線で一番おすすめなのは光回線です。多くの業者がさまざまなタイプの光回線を提供しています。

速度も安定性もありメリットは多いですが、回線工事が必要なためすぐには使えないことと、建物の立地などによって回線が引けない場合があることが注意点です。

自宅で配信するなら有線接続がおすすめ

前項で紹介したように、インターネットは有線接続する方法がもっとも安定性が高いです。自宅でYouTube配信をするなら、光回線+有線を利用するのがベストといえるでしょう。

Wi-Fiを利用するときの注意点

屋外でライブ配信を行う場合などは、光回線や有線での接続は難しいため、一般的には無線のWi-Fiを利用することになります。Wi-Fiを使って配信する際のポイントを押さえましょう。

Wi-Fiの規格とは?

Wi-Fiの規格は年々進化しており、「Wi-Fi 5」と呼ばれる「IEEE 802.11ac」や「Wi-Fi 6」と呼ばれる「IEEE 802.11ax」などがあります。

Wi-Fi 5の理論上の最大通信速度は6.9GB、Wi-Fi 6の理論上の最大通信速度は9.6GBとされているので、最低でもWi-Fi 5に対応しているものがおすすめです。

ルーターの回線速度をチェックしよう

Wi-Fiルーターの速度が配信に適しているかどうかはしっかり確認しましょう。前述した速度の測定方法や必要な速度を目安にしてください。ダウンロードには問題がなくても、アップロードが遅いものもあるので要注意です。

また、周波数帯域もチェックしましょう。2.4GHzと5GHzの2つのタイプがあり、2.4GHzのほうは壁やドアなどの障害物を透過して遠くまで届けられます。その一方、近くにWi-Fi対応の家電があると、影響を受けやすいというデメリットもあります。

5GHzのほうは、障害物への透過性は低いですが、他のWi-Fi機器と干渉しないため2.4GHzよりも通信速度が速いです。両方に対応しているルーターも多数あり、状況にあわせて自動的に適切な周波数に切り替わります。

モバイルルーターには通信容量の上限がある

モバイルルーターは、手軽に持ち運びができて便利ですが、障害物に弱いことと通信容量の制限があることに注意が必要です。高画質・高音質のライブ配信は難しい場合が多いです。音声のみ、もしくは低画質であることを割り切って使う分にはかまいません。

無線ルーターを選ぶ2つのポイント

無線ルーターを選ぶ2つのポイント
自宅からYouTubeでライブ配信する場合でも、有線接続が難しいこともあるのではないでしょうか。そのような場合は無線ルーターを使用することになるでしょう。そこで、家庭でWi-Fiルーターを使用する際の選び方のポイントを紹介します。

1. 外付けアンテナタイプを選ぶ

無線Wi-Fiルーターには、電波を送受信するためのアンテナが内蔵されているタイプと、外付けされているタイプの2種類があります。一般的なインターネットの利用なら内蔵タイプでもかまいません。しかし、ライブ配信をするなら外付けタイプがおすすめです。

理由は、外付けされているアンテナの角度を調節することにより、強い電波を送ることができるため。さらに、アンテナの数が多ければ多いほど電波強度も高まります。

2. CPUのスペックが高いものを選ぶ

無線ルーターにはCPU(中央演算処理装置)が搭載されており、CPUのスペックが高いほどインターネット通信の安定性が増します。CPUは別名「プロセッサ」とも呼ばれ、データの制御・処理・演算などを行う「脳」の役割をするものです。

ルーターのCPUのスペックをチェックして、より性能が高いものを選ぶことをおすすめします。ただし、スペックが高いほど価格も上がるため、予算を考慮して選びましょう。

YouTubeのライブ配信には回線の速度と安定性が重要!

YouTubeのライブ配信には回線の速度と安定性が重要!
今回は、YouTubeのライブ配信に必要な回線速度についてお届けしました。動きの多くない動画であれば、上り速度は5~6MbpsあればOKです。しかし、安定した速度を保てるかどうかも大切であることがわかりました。

配信時のインターネット環境は、光回線をケーブルで接続するのが一番ですが、無線ルーターを使う場合でも今回紹介したポイントを押さえれば比較的快適に配信できます。適切な環境を整えて、スムーズにライブ配信を行いましょう。

なお、KOUTENでは、常時200~500Mbpsという高速かつ安定したネット回線を整えています。YouTubeのライブ配信にも対応しているので、環境に不安を抱える方はぜひ検討してみてください。

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