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オンラインセミナーの効果とは|測定方法や高めるコツについて解説

オンラインセミナーでは、効果を測定することが一般的です。しかし、オンラインセミナーの配信に慣れていないと、「効果」とはいったい何なのか、何を測定すればいいのかなど、わからないことが多いのではないでしょうか。

今回は、オンラインセミナーにおける効果測定の概要や、測定するべき内容についてお届けします。よりよい施策を行って、セミナーの効果を最大限に引き出しましょう。

オンラインセミナーを開催する目的

オンラインセミナーを開催する目的
オンラインセミナー(ウェビナー)を実施するときは、まず、何のために開催するのかという目的をはっきりさせておくことが大切です。目的を明確にすることは、次で説明する「オンラインセミナーの効果」にもつながります。

  • なお、一般的にオンラインセミナーは
  • 見込み客の獲得
  • 既存顧客との関係強化
  • 新サービスや新商品の認知度向上
  • 優秀な人材発掘

などの目的で行われることが多いです。

オンラインセミナーの効果とは

オンラインセミナーの効果とは
オンラインセミナーにおける効果(成果)とは、前章で挙げたような目的を達成できたかどうかを測る指標(数値)です。セミナーごとに目的が異なるため、期待できる効果も変わります。

オンラインならではのメリットも活かしながら、効果的なセミナー運営をすることが大切です。

オンラインセミナーの効果測定は難しい

オンラインセミナーの効果測定は難しい
オンラインセミナーの効果は正確に測ることができるのでしょうか。実は、セミナーはマーケティングやセールスの一部として行われる場合もあり、単体での効果を測りづらい部分があります。また、成果が出るまでに時間がかかることも多いです。

さらに、目的に適した測定基準がない場合もあります。しかし、ある程度は測ることができ、セミナーを開催した意義も見出せるので、ぜひ測定を行って次回以降に活かしましょう。

オンラインセミナーの効果測定方法

オンラインセミナーの効果測定方法
ここまでの内容をふまえたうえで、ウェビナー(オンラインセミナー)の成果を測るにはどうすればいいのか、どんな数値を出せばいいのか、目的別の例を解説していきます。

見込み客の新規獲得・増加が目的の場合

まず、見込み客を新たに獲得・増加させたい場合について説明します。

新規受講者数

受講者数の中でも、既存顧客などこれまでに関わったことのある人を除外し、新規の出席人数を測定します。

マーケティングを自動化できる「MA(マーケティングオートメーション)ツール」や、営業活動をデータ化できる「SFA(セールスフォースオートメーション)ツール」などを利用するのがおすすめです。

見込みランクを付ける

セミナー後のアンケート結果などをもとに、すぐに顧客化できそうな人をS、即効性はなくても自社のサービスや商品で解決できそうな人をAといったようにランク分けする方法もあります。

ランク付けが難しい場合は、フォローメールのリンクにアクセスしてくれた相手などを見込みが高いと認識し、選別しておくのもよいでしょう。

認知度・知名度の向上やブランディングが目的の場合

つづいて、知名度やブランディングを目的としている場合についてです。

セミナーの前後に認知度調査をする

1つ目は、ウェビナーの開催前と開催後に知名度を調べる方法です。わかりやすい指標ではありますが、コストをかけてここまで調査するのは大規模なセミナー時くらいであり、小規模の場合は現実的に実施が厳しいといえます。

セミナーへの参加申し込み数・実際の視聴者数

2つ目は、オンラインセミナーに申し込んだ人数と実際に出席した人数です。どの程度の人に注目されたかがわかります。なお、出席率を求めるには、実際の参加者数を申し込み者数で割りましょう。

自社サイトや対象商品ページへのアクセス数の伸び

3つ目は、ウェビナー終了後のアクセス数を計測する方法です。自社のホームページやセミナーで紹介した商品・サービスのページへの訪問者の増加は、セミナーだけが要因とは限りませんが、認知度が向上したかどうかの1つの指標になります。

問い合わせ数・カタログダウンロード数

4つ目は、オンラインセミナー後の問い合わせの数やカタログのダウンロード数です。どの媒体から商品・サービス・自社のことを知ったのかというデータを取れば、セミナーからの動線がどれくらいかを測定できます。

見込み客・既存客の育成(ナーチャリング)が目的の場合

次に、オンラインセミナーによって顧客をどの程度育成できたか、意識や行動に変化ができたかを目的としている場合について解説します。

セミナー中・セミナー後のエンゲージメント

セミナーの最中だけでなく、セミナー後にどんなアクションを起こしたのかというエンゲージメントを測定します。また、見込み客数を出席者数で割って「見込み客転換率(MQL化率)」を出す、受注数を見込み客数で割って受注率を求めるといった方法もあります。

次回セミナーへの参加登録数

次回のウェビナー開催が決まっている場合は、次回への申し込み人数から育成度合いを測ることも可能です。

セミナーを受けた直後の興味関心が高いうちは次のセミナーへの意欲も高いため、多くの人が次回のセミナーにも申し込んでくれた場合、ウェビナーの効果が高かったといえます。

自社LPへのアクセス数

前でも触れたようにセミナーだけが影響しているとは限りませんが、どの程度自社のLPへのアクセスが上がったかという数値も目安になります。

資料の請求・ダウンロード数

オンラインセミナーを受けた結果、資料を取り寄せたりダウンロードしたりする人がどの程度いたかという数値も重要です。興味を持っただけでなく、実際にアクションを起こしていることがうかがい知れます。

既存客との関係強化が目的の場合

最後に、既存の顧客とより関係性を密にすることを目的としている場合について説明します。

セミナー内での交流数・マッチング数

営業担当者と既存客(参加者)、または参加者同士でどの程度交流できていたかを測定することにより、リレーションを深められたかを知ることができます。ただし、セミナー単体では効果を測りづらい部分があることに注意が必要です。

アンケートによる満足度調査

視聴者がオンラインセミナーに参加したことによる満足度を、アンケートによって測ることも大切です。

セミナーの内容に関する満足度だけでなく、自社の商品・サービスへのフィードバックなどももらえると、どのようなことに期待されているのかを把握できて向上や改善につなげられます。

後日改めてメールなどで意見収集

その場でアンケートを取る方法以外に、別の機会を設けて意見を募るやり方もあります。セミナーへの感想だけでなく、今後の自社やセミナーに対する希望などもヒアリングして、マーケティングに役立てましょう。

オンラインセミナーの効果を高めるためのコツ

オンラインセミナーの効果を高めるためのコツ
前章では、オンラインセミナーでの効果の測定方法や指標についてお伝えしました。つづいては、オンラインセミナーで効果を上げるにはどうすればいいのか、要点を解説していきます。

ライブ配信とオンデマンド配信を両方行う

オンラインセミナーの配信方式は2通りあります。1つは、リアルタイムで行われているセミナーの動画をそのまま配信する「ライブ配信(生配信)」、もう1つは、あらかじめ撮影もしくは録画したセミナー動画を編集して配信する「オンデマンド配信」です。

ライブ配信の場合はリアルタイムのため臨場感があり、その場でも質疑応答ができるという特徴があります。しかし、配信を失念したり都合がつかなかったりして参加できない人もいるのが注意点です。

そのため、ライブ配信したセミナー動画を録画しておき、オンデマンドで配信することにより、視聴者はいつでも見ることができて、さらに繰り返しの視聴もできるので、理解度や満足度が高められます。

多言語への対応

オンデマンドで配信する際に、翻訳機能を利用して字幕を付けるのもおすすめです。特に国際的に需要のある商品やサービスの場合、海外の方にもアピールできるのは大きなチャンス。積極的に多言語に対応して、ターゲットを拡大しましょう。

参加者へのフォロー体制を整えておく

オンラインセミナーでは、まずはターゲットになる相手に参加してもらうことが重要です。申し込み予約をしてからセミナー当日までの日数が開いてしまう場合は、1週間前や前日など複数回リマインドメールを送って忘れられないようにしましょう。

また、セミナー終了後も質問やアンケート結果などをもとにフォローやアプローチを行い、つながりを持ち続けることが大切です。

カスタマーサポートとしてのセミナーを行うのもよい

営業・売り込みのためのセミナーだけでなく、商品の詳細な使い方や初期設定の方法などを解説するセミナーを展開するのもおすすめです。

通常、カスタマーサポートには多くの問い合わせが寄せられるため、よくある質問をまとめたり、わざわざ聞かなくても簡単に解決できる内容を動画で説明したりすることで、サポートセンターの業務負担を減らせます。

さらに、わざわざ顧客のもとに出向いて説明や設定を行う手間とコストの削減に期待できるうえ、顧客満足度の向上や顧客の教育にもつながります。

PDCAサイクルを意識する

PDCAサイクルとは、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)の頭文字を取ったもので、4つの行動のサイクルを示すものです。

オンラインセミナーの開催と効果測定によって、計画通りの目標値を達成できているかしっかり確認し、改善に向けて努力しましょう。よりよいウェビナーを実現することで、効果も最大化していきます。

営業資料として利用する

営業担当者が持ち歩くタブレットなどに、ウェビナー動画を営業ツールとして入れておき、顧客への営業の際に提示するのもおすすめです。パンフレットよりも動画のほうが視覚効果が高く、訴求力が上がります。

参加者のことも考慮した目的設定をする

オンラインセミナーでは、どうしても利益の獲得を追ってしまいがちです。しかし、自社の利益だけを追求する内容では、参加者からの共感を得づらくセミナーの効果も高めにくいのが事実です。

その商品やサービスなどを利用することで、参加者がどんなメリットを享受できるのかを伝えるなど、自社だけでなく参加者にとっても利益になることがわかる内容にしましょう。

参加者が飽きないような工夫も大切

オンラインセミナーは、どこにいても手軽に参加できる分、参加者の集中力も切れやすいという側面があります。そのため、参加者を飽きさせないような配慮をしなければ、簡単に離脱されてしまいます。

画面に資料を表示する場合は、文字のサイズでアクセントを付けたり写真やイラストを効果的に使用したりしつつ、視覚的にわかりやすいスライドを用意しましょう。しかし、過度な演出は、くどく感じられて逆効果になることもあるので要注意です。

テンポよく進行することも重要です。また、セミナーの開催時間は90分以内に収めるなど長すぎないように調節し、合間には適度に休憩を挟みましょう。

出せる場合は割合も測定

ウェビナーの効果測定では、絶対値を見るのも重要ですが、割合を求めることによって因果関係がわかりやすくなります。より詳細な効果を測定できるため、割合を求めるのもおすすめです。

オンラインセミナーの効果を測定してよりよいセミナーを展開しよう

オンラインセミナーの効果を測定してよりよいセミナーを展開しよう
今回は、オンラインセミナーにおける効果測定について詳しく紹介してきました。セミナーの目的によって必要な数値が異なること、ただ数値を測るだけでなく、改善に向けた行動が必要なことなどが理解できたのではないでしょうか。

また、オンラインセミナーの配信には、KOUTENの利用もおすすめです。乱れや遅延の少ない高品質なセミナー動画を、本格的なスタジオから生配信することができます。

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