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魅力的な動画を作るには? 動画編集の基本テクニックとコツを解説!

魅力的な動画を作るには? 動画編集の基本テクニックとコツを解説!

自社での動画の制作にあたって、いかにも素人が作ったという雰囲気を出したくないが、プロを雇うほどのコストや手間はかけられない、という場合もあるのではないでしょうか。そのような場合に役立つ便利なツールやテクニックは世の中にたくさんあります。

今回は、初心者でもまるでプロのような完成度の高い動画を作れるように、テクニックやポイントを詳しくお伝えします。これから自社で動画制作を行おうと考えている企業は、ぜひ参考にしてみてください。

魅力的な動画を作るには撮影と編集にコツが必要!

魅力的な動画を作るには撮影と編集にコツが必要!
見る人の心を惹きつけるような魅力的な動画を制作するためには、撮影と編集にコツが必要です。ここではまず、撮影するときのコツについて紹介します。

編集を意識した撮影をしよう|目的を明確に

はじめに制作する動画の方向性を明確にし、撮影したあとに編集することを念頭に置いて撮影する必要があります。そのため、撮影時にはWho・Whom・What・Why・When・Where・Howの「6W1H」を意識しましょう。

以下でそれぞれの項目について詳しく説明していきます。

1. Who|誰が

6W1Hの1つ目は、Who、つまり「誰が」という主語です。誰が発信する動画なのかをはっきりさせることが重要です。会社の代表、商品の開発者など、発信元が誰なのかがわかると、視聴者も内容を理解しやすくなります。

2. Whom|誰に

誰がという主語がはっきりしたら、Whom、つまり「誰に」向けて発信する動画であるのかもきちんと決めておくことが必要です。動画を見てほしい相手の年代・性別・職業などを考え、ターゲットを明確化すると、動画の方向性も定まりやすくなります。

3. What|何を

誰が・誰にの次は、「何を」伝える動画にするのかを考えましょう。動画の内容を決めることによって、見る人に伝えたいメッセージを明確にします。動画の発信者と制作者が別々である場合、共通認識を持っておくことも重要です。

4. Why|なぜ

つづいて、その動画によって、ある人が・ある人に・ある事柄を「なぜ」伝えるのかを考えます。つまり、動画の目的です。「商品を知って(利用して)ほしい」「ブランド力を上げたい」など、どのような目的で動画を発信したいのかをまとめましょう。

5. When|いつ

4までで動画の内容が決まったら、次はWhen、つまり「いつ」その動画を見てもらいたいのかを考えます。仕事中や通勤途中なのか、休日などプライベートな時間なのか、といったシチュエーションを思い描いておくことで、内容も変わってきます。

6. Where|どこで

見るタイミングとあわせて、「どこで」見てほしいのかも考えてみましょう。オフィスでPCを使って視聴するのか、通勤中や家庭内でスマホで見るのかといった環境や、YouTube・ホームページなどのプラットフォームも意識するとよいです。

7. How|どのように

ここまでの内容がすべて決まったら、6W1Hの最後のHow、「どのように」動画を制作するかというステップに移ります。絵コンテ(設計図)を作るなど、動画の企画を考えていきます。

絵コンテには、コマ分けして進行の流れやセリフなどを書き込みます。どのような動画にするのかというイメージが具現化し、みんなで共有できるとともに、発信者と制作者の間で意見を出し合うことも可能です。

撮影技術を身につけよう|カメラワークを学ぶ

6W1Hが明確になったところで、ようやく撮影に入ります。できあがった構想を形にするための技術やカメラワークを身につけることが必要です。

1. 撮影機材を固定して手ブレを減らす

撮影の際に手ブレが起きると、見づらい動画になるだけでなく、ひどい場合は視聴者が酔ってしまうこともあります。そのため、撮影中は三脚などでカメラを固定して、手ブレが発生しないようにします。

三脚がない場合は、椅子に座る・壁にもたれる・脇を締めて息を止めるなどの方法でブレを抑えることが大切です。

2. 撮影アングルや画角を調整する|レンズを変更

カメラアングルや画角(画面に入る範囲の角度)を意識し、適宜調整しながら撮影を進めましょう。人物を美しく見せたいなら斜め45度から、もしくは横顔を撮る、撮影している空間をより広く見せたいなら対角側から撮る、などのテクニックを取り入れます。

また、望遠レンズや広角レンズなど、レンズを適切なものに変更すると画角の調整がしやすくなります。

3. カメラワークを身につける|パン・ズームなど

多彩な映像撮影に対応できるよう、カメラワークを身につけることは重要です。基本的なカメラワークには、パン(左から右に動かす)・逆パン(右から左に動かす)、ズームイン(だんだん近づいていく)・ズームアウト(だんだん離れていく)などがあります。

パンはその場所の広さや被写体のサイズ感などを伝えやすい、ズームは被写体の細部を表示したり周囲との関係性を伝えたりするのに役立つ、などそれぞれ演出できる効果が異なります。

さらに、カメラワークでは、はじまりと終わりに「止め」の時間を入れること、動かすスピードは一定に保つことなども大切です。不要な部分はあとから編集でカットすることもできるので、1カットは余裕ができるよう長めに撮影します。

魅力的な動画を作ろう! 編集に役立つ4つの基本テクニックを解説

魅力的な動画を作ろう! 編集に役立つ4つの基本テクニックを解説
前章をふまえ、つづいては撮影した映像を魅力的な動画として仕上げるための基本テクニックを解説していきます。

1. ジャンプカット|テンポよく映像をつなぐ

ジャンプカットとは、いらない「間」の部分を切り取ってつなぎ合わせる方法です。ムダな間が長くあると、再生時間が長くなり視聴者を離脱させる可能性もあります。ジャンプカットで不要な部分を削除すれば、動画をテンポよく進めることが可能です。

また、場面が切り替わるときや際立たせたいシーンなどにも活用できます。ただし、ジャンプカットを使いすぎると不自然になることもあるので、バランスを見ながら使用しましょう。

2. テロップ|アクセシビリティ向上

テロップとは、動画の合間に挿入される文字テキストやイラスト素材のことです。しゃべっているセリフや強調して伝えたい内容などをテロップで表示させることにより、VSEO対策やアクセシビリティの向上などのメリットがあります。

フォントや大きさ、カラーなど見やすさを追求しながら入れることが大切です。補足なのか強調なのかでサイズを変える、背景の色と同系色にならないようにするといったように工夫して入れましょう。

また、文字が多すぎると視聴者が疲れてしまうため、なるべく短い言葉で伝えることも大事です。

3. エフェクト|使いこなせるエフェクトを増やす

エフェクトとは素材に与える特別な効果のことです。スピード(速度を変える)・トランスフォーム(形を変える)・トランジション(カット間の切り替え)など数多くの種類があります。

センスが問われるため、いろいろなエフェクトの効果や使い方を知り、適切に使うことが大切です。

4. BGM・効果音|映像にあった音源をプラス

耳から入る情報も、動画の印象を決める大きなポイントです。明るい音楽で楽しく見てほしいのか、暗い音楽で悲しい雰囲気を伝えたいのかなど、視聴者にどのような感情を持ってほしいのかを考えながら、シーンに応じたBGMを使うことが非常に重要です。

効果音はより強調したい部分に使うと、大事な内容が視聴者に伝わりやすくなります。驚きを与えたい箇所や共感してほしい場面などに上手に使ってみてください。

基本をマスターしたら! クオリティの高い動画を作る3つのコツ

基本をマスターしたら! クオリティの高い動画を作る3つのコツ
ここまで、動画の撮影と編集におけるポイントをお伝えしました。次に、基本的な技術をマスターしたのちに取り組みたい、ハイクオリティな動画を制作するコツを紹介します。

1. 視聴者目線で動画を制作する|コメントを活かす

動画を作るときは、視聴者の視点に立つことも大切です。視聴者がどんなことを求めて動画を見ているのかというニーズを探り、そのニーズに添えるような動画を制作することを意識しましょう。

また、動画を配信したあとに視聴者からコメントなどで動画への反応をもらったら、意見を参考にして改善点や要望を次に活かすのがおすすめです。

2. 使用する素材にこだわる|BGM・映像

はじめからプロのように完璧な動画を作るのは難しいですが、慣れてきたらBGMや映像などのクオリティを向上させてステップアップを目指しましょう。素材には無料、有料の素材それぞれあり、インターネット上でもさまざまな素材が多数提供されています。

ただし、なかには商用利用ができない素材もあるため、ダウンロードや購入の前にきちんと利用規約を確認しておくことが必要です。

3. オリジナルロゴを作成・活用する

ひと目でパッと視認できるオリジナルのロゴマークを作成し、動画の端のほうに表示させるなどして活用する方法もおすすめです。ロゴマークはブランディングにも役立ちます。

ロゴとあわせてブランドの情報や魅力を発信して知名度を高め、ファンを増やしてチャンネル登録などにつなげましょう。

4. オープニング映像の制作|短くインパクトのあるものを

動画の冒頭に、演出のためにオープニング映像をつけることもあります。しかし、オープニングは特になくても成り立つものなので、制作するとしても、短くてインパクトを与えられるものにすることが大切です。

長々としたオープニングは視聴者を飽きさせ、動画の途中で離脱させてしまう恐れがあります。端的に動画の魅力をアピールして、本編の視聴につなげましょう。

動画編集を効率化するには? 使いこなしたい3つのテクニックを解説

動画編集を効率化するには? 使いこなしたい3つのテクニックを解説

ここまで見てきたように、動画編集は内容が多岐にわたり手間のかかる作業です。そこで、編集を効率化するにはどうすればいいのか、使いこなしたいテクニックも紹介します。

1. ショートカットを活用しよう

1つ目は、ショートカットキーを活用すること。パソコンの基本操作や動画編集ソフト内で多く使われるショートカットを覚えておくと便利です。

「Ctrl」+「C」でコピーして「Ctrl」+「V」で貼りつける「コピー&ペースト」や、「Shift」+「Delete」で「リップル削除」、「Ctrl」+「K」で「編集点を追加」などさまざまなものがあります。

ショートカットキーには汎用できるものもあればソフトウェア固有のものもあるため、自分の使用するソフトやよく使う機能に応じて覚えましょう。編集作業が効率化されるとさらにクオリティを高める方法を考える余裕が生まれ、よりすぐれた動画制作につながります。

ソフトのプラグインを利用する

ソフトの種類によっては、効率化を叶えるプラグイン(拡張機能)が用意されているものもあります。通常行う場合には手間がかかる内容の作業も、ボタン1つなどで手軽に実行できるため、自分に使えるものがないかチェックして取り入れてみてはいかがでしょうか。

なお、無料で使えるものと有料のものがあります。有料のサービスは、コストパフォーマンスも考慮したうえで導入することが大切です。

2. テンプレートを作っておこう|編集素材・編集方法

テンプレートを作っておくのもおすすめです。たびたび使用するテロップ・イラストなどの編集素材や編集方法などを、テンプレートとして登録しておきましょう。はじめから素材を集め直したりエフェクトを追加したりする手間が省け、動画編集の効率化につながります。

テンプレートには、動画全体のもの(パッケージタイプ)とシーンごとのもの(シーン別タイプ)の2種類があります。保存しておいて制作するときに呼び出せば、すぐに使えて便利です。

タイプ別メリット|パッケージ・シーン別

パッケージタイプは、一度作ってしまえば次からの労力が大幅に削減できますが、一部始終がテンプレートとしてできあがっているため、オリジナリティが出にくい点に注意が必要です。

シーン別は、シーンごとに制作する手間や編集動画時に選ぶ手間がかかりますが、パッケージタイプに比べて独自性のある動画を作れるというメリットがあります。

このように、それぞれのテンプレートタイプに特徴があるので、自分に合ったタイプや作りたい動画に合うタイプを選んで活用してみてはいかがでしょうか。

3. よく使う素材は保存しておこう|イメージ別に管理

テンプレートを作るだけでなく、音楽や画像などよく使う素材は、保存して使い回せるようにしておくのもおすすめです。

素材の量やデータが増えると探すときに手間がかかるため、イラストなどはイメージなどによる分別を行い、必要なときにすぐ使えるようにわかりやすくフォルダ分けして管理しましょう。

よく使うフォルダはすぐ開ける場所に

使用頻度の高いフォルダはアクセスしやすい場所に置き、開くまでの手間を減らすことも大切です。

せっかく保存したのにどこにフォルダがあるかわからなくなった、保存先の場所はわかるが開くのに手間がかかるといった場合、余計な工程や時間を取られ、作業がとどこおってしまいます。

動画撮影と編集のコツを押さえて魅力的な動画を制作しよう!

動画撮影と編集のコツを押さえて魅力的な動画を制作しよう!
今回は、魅力的な動画を制作する際の撮影と編集のコツをお届けしました。

6W1Hを意識し、カメラワークの技術も磨いて撮影にのぞむこと、エフェクトやテロップ、音楽などを最大限に活用して、視聴者が見やすく興味を持つような編集を行うことなどが大切である、とご理解いただけたのではないでしょうか。

素材やショートカット、テンプレートなどもうまく活用し、効率よく動画を作ること、視聴者からもらったコメントなどの反応を次に活かすことなどのポイントもありました。

今回の内容を参考に、動画制作の基本と応用をしっかり押さえ、視聴者の心を打つすばらしい動画を制作してみてください。

なお、動画配信スタジオKOUTENでは、動画の撮影に役立つ機材を豊富に取り揃えています。スタジオのタイプもお好みでお選びいただくことができ、本格的な動画撮影が可能です。

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