出張配信とは？ 配信代行サービスにはどんな種類がある？｜配信代行を頼む時の8つのポイント

イベントやセミナーなどのオンライン配信を自社で行いたいと思っても、知識や技術などの問題で実現できていない企業もあるのではないでしょうか。しかし、これからの時代、企業にとってオンライン配信は必須ともいえる情報発信手段です。

そこで、出張配信を利用する方法があります。専門家の手を借りて配信代行をしてもらい、さまざまなイベントをオンライン化してみましょう。

出張配信とは？ 配信代行サービスの主な種類を紹介

出張配信とは、オンライン配信を代行してくれる出張サービスのことです。配信のプロが現地に来て、依頼主の代わりにオンライン配信を行ってくれます。「配信代行」とも呼ばれ、いくつかのパターンがあるので、以下で配信代行の主なパターンを紹介します。

1. 動画制作会社

1つ目は、映像・動画制作会社による配信です。テレビ番組の制作を行っているような会社もあり、技術・経験・ノウハウ・プロの撮影機材を持っているという強みがあります。

ハイクオリティな映像やユニークな演出により、高スペックのオンライン配信をしてもらえる一方で、料金が高額になりがちです。予算と照らしあわせて選択しましょう。

2. レンタルスペース

配信用の場所を提供しているところが配信の代行をしてくれる場合もあります。例を2つ挙げます。

貸しスタジオ

貸しスタジオとは、撮影や音楽制作などに使われるレンタルスタジオのことです。スタジオによっては、配信を代行してもらえるところがあります。配信に必要な空間と設備が整っているので、主催者として配信拠点のロケーションを整えたいという企業におすすめです。

また、配信内容の企画のサポートを行ってくれる場合もあるので、利用前に確認しておくと安心でしょう。

貸し会議室

オンラインミーティングやオンラインイベントなどの配信場所として利用できる貸し会議室でも、配信代行を行ってもらえる場所があります。

ただし、オペレーター（配信スタッフ）は会議室の利用料とは別料金のオプション扱いになる可能性もあるので、事前に確認しましょう。

映像・動画制作会社のようなクオリティの高い配信は難しいかもしれませんが、プロに任せられるためトラブルの心配が少なく安定した配信を行えます。

3. 機材専門会社

機材の貸し出しなどを行っている、機材専門会社による出張配信もあります。会社によってはドームやコンサート会場のような大規模な会場の設営なども行っており、オペレーション体制も確かです。

特別な機材を海外から輸入している会社もあり、映像制作会社と同じように完成度の高い配信を行えます。

4. イベント会社

4つ目は、イベント企画・実行などを行っている会社による配信代行です。企画の立案から行き詰まってしまった場合は、経験豊富な専門家に依頼するのもよいでしょう。

専門家の意見を取り入れながら無事に企画が完成したら、適切な部署や会社へ仕事を割り振ってくれ、配信までをトータルサポートしてくれます。

なぜおすすめ？ 出張配信代行を頼むメリットとは？

前章で取り上げたような出張代行や配信代行を頼むと、どんな点がよいのでしょうか。代行業者を利用するメリットを紹介します。

1. 専門的な技術やノウハウでハイクオリティな配信が行える

1つ目は、前述にもありますが、専門家による配信なので自分たちで行うよりもクオリティの高い配信ができるところです。

絶対に失敗できないシーンや、費用をかけてでも高度な配信を行いたい大規模なイベントなどの際には、専門的なスキルを持ったプロの力に頼りましょう。

2. 機材費がかからない

2つ目は、機材の費用が浮く点です。配信の内容や規模にもよりますが、オンライン配信では撮影や配信のためのさまざまな機材が必要です。しかし、出張代行を利用すれば機材を揃える必要がないので、機材費がかかりません。

なお、配信に必要な機材については下記の記事で詳しく紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
オンライン配信にはどんな機材が必要？マイクやカメラなど用意したいものを紹介

出張配信にかかる費用とは？

ここでは、出張配信にかかる費用について解説していきます。依頼する際の目安として参考にしてください。

費用を決める要素とは？

出張配信にかかる費用は、どんな要素によって決まるのでしょうか。以下に例を挙げます。

• 使用する機材（カメラの台数やグレードなど）
• スタッフの人数
• 配信する時間
• 配信するイベントの規模
• サポートを行う範囲
• 配信するスペース

では、上記のような要素によって算出される費用から、どの程度の内容の配信が行えるかを見ていきましょう。

10～20万｜小規模なイベントにおすすめ

10万～20万円の予算内では、カメラ1台・スタッフ1名での基本的な配信に対応してもらえることが一般的です。イベントの企画や配信場所の確保は、自社で行わなければならない場合もあります。

少人数で開催するイベントにおすすめです。

30～50万｜クオリティアップも望める

予算が30～50万円になると、カメラ2台とより高性能な機材を使用した配信に対応してもらえるレベルです。画面のデザイン・切り替えやテロップの挿入などもしてもらえる可能性が高くなり、配信する動画のクオリティアップに期待できます。

オンラインとオフラインのハイブリッド配信や、中規模～大規模イベントにおすすめです。

60万～｜ハイクオリティな配信に

60万円以上の費用をかけられれば、スタッフを3人以上配備できたり、視覚や聴覚に効果的な演出・BGM・ナレーションなどを入れてもらえたりと、一層ハイクオリティな配信が望めます。大規模なイベントにも対応できる価格帯で、任せられる範囲も増えるでしょう。

自社に合った配信代行サービスを選ぶ8つのポイント

つづいては、自社に合った配信代行サービスを選ぶポイントを紹介します。

1. 目的に合った配信ができるか

最初の章で紹介したように、出張配信・配信代行にもいろいろな違いがあります。そのため、自社の目的やニーズに合った配信ができるかどうかを見極めることが必要です。

依頼したあとになって想像と違っていたということにならないよう、契約の前にしっかりと確認しましょう。

2. 対応しているプラットフォームをチェック

自社が利用したいプラットフォーム（配信ツール）での配信に対応しているかもチェックしましょう。プラットフォームによって、操作方法や使える機能などが異なります。

なお、白金台にある配信スタジオ「KOUTEN」も出張配信が可能です。対応プラットフォームも幅広く、公式サイトに記載している各種プラットフォームでの配信を行えます。

3. 対応できるライブ配信の規模

特に大規模なライブ配信を考えている企業は、依頼したい代行業者がどれくらいの規模の配信まで対応できるのかを確認しておくことも大切です。

規模によって、配置するスタッフの人数や使用する機材が変わります。規模の大きいイベントでも、十分な人手や機材を確保できて安定した配信を行えるかが重要なポイントです。

4. 出張配信の実績

配信代行会社がこれまでどれくらいの出張配信を行ってきたのか、実績をチェックしておくことも重要です。

過去の実績数はもちろんのこと、セミナー系やビジネス系、エンターテインメント系など、どんなジャンルの経験があるのかも調べておきましょう。業者によって得意ジャンルが異なり、利用したい業者が自社の配信に適していない場合もあるためです。

5. 配信機材は充実しているか

使用している配信機材の種類や、機材の充実度にも注目しましょう。カメラ1つとってもさまざまなグレードや機能のタイプがあり、機材のクオリティは動画のクオリティに深くかかわります。

また、高度な配信を行いたいなら、機材の品揃えも重要です。目指すレベルの配信に適した機材が利用できるかも確認しておきましょう。

6. 外部システムと連携できるか

API（ソフトの機能の共有）などにより、外部システムとの連携が可能かどうかも重要事項。データのダウンロードや分析など、外部システムと連携しながらの配信を考えている企業は要チェックの内容です。

7. 動画制作のノウハウがあるか

配信だけでなく、動画制作に関する知見があるかどうかも大切です。動画編集まで依頼したい企業は、編集を行ってもらえるか前もって確認しておきましょう。

編集ノウハウのある代行会社に依頼できれば、ライブ配信後にアーカイブをオンデマンド配信する場合など、より完成度の高い動画を公開することができます。

8. サポート体制は充実しているか

自社の求めるサポートが受けられるか、メールや電話などによるフォローはあるかなど、代行会社のサポート体制・対応範囲もきちんとチェックしておきましょう。オペレーターの知識量や技術力も重要です。

自社に合った配信代行サービスを選ぼう！

出張配信には、映像・動画制作会社やイベント会社などさまざまなタイプがあります。

サポートしてもらえる範囲や得意とする分野などは種類や業者によって異なるため、比較検討することも大切です。予算や選び方のポイントを参考にしながら、自社に合った配信代行サービスを選びましょう。

なお、KOUTENも出張配信に対応しています。プロが使う機材と経験豊富なスタッフがいますので、配信代行を検討している企業はまずはお気軽にご相談ください。
KOUTENの出張配信サービス